憂鬱はラムネと似ている。
ガラス玉が瓶のネックに嵌るように、
喉元に積み重なって息が詰まっていく。
床一面に散乱するフラグメント
喜びはラムネと似ている。
舌に残る甘みと酸味のように、
その余韻は夜も越さず薄れていく。
ああ、すぐに片付けないと
あなたはラムネと似ている。
瓶に残されたガラス玉のように、
すぐそこに見えているのに手が届かない。
頬を伝う液体の温度
心はラムネとは程遠い。
瓶を割れば取れる玉と違って、
ここからあなたはいなくなった。
なにかが音を立てて、
なにかが